橋本京明は東京の物価は高いと言うが、一部はその通りだと私も思う

橋本京明がよくボヤいていることとして「東京の物価は高い」と言う。私は東京生まれ東京暮らし(23区の東の方)なので、まず、地方がどの程度安いかを知らないため、彼の「高い」発言を比較しようがなかった。詳しく橋本京明にその値段を聞いたところ「コロッケ1つ230円はする」と言っていた。確かにそれは高いと私は思った。

次に私は「それどこの東京?」と思った。または「どんだけデカいコロッケだよ!」と思った。私も東京暮らしだが、そんなセレブな世界は銀座ぐらいしか想像できない。そもそも銀座にコロッケを売っているのかも知らない。

もっと詳しく橋本京明の話を聞いたところ、どうやら「駅ビル」や「デパ地下」の話だった。東京の「駅ビル」や「デパ地下」はいわゆるセレブ御用達とでも言いそうな程、物価が高かった。実際のセレブの年収と私生活がどのレベルか全く分からないが、100g600円の惣菜がゴロゴロしている世界だった。弁当ショップで分かりやすく例えると、ノリ弁が1500円する世界だ。

正直な話、「駅ビル」や「デパ地下」はそんなに高級な食材を使っているイメージがしない。オリーブオイルとかゴルゴンゾーラとか、普段のスーパーでは手に取らないような原材料を使ってはいると思うが(材料は全て想像です)、恐らく、原価はそこまで高くはないと思う。「駅ビル」や「デパ地下」の商品が高いのは、単にテナント料の地価が上乗せされているからだ。にもかかわらず売れるのは、買い物客の多くが、交通の便とブランドを求めているからだ。

今の時代は少し高くても、早く良い物を買うことが主流で、主婦(主夫)の間では時間に追われているのかもしれない。駅から500m離れた焼き鳥屋に行けば1本50円で買えるにもかかわらず、駅前の1本140円の方に顧客は手を出すのだ。そして謎の心理として、日本人は「高い方が安心」というものが先入観として刷り込まれているのかもしれない。この辺りの私の意見は橋本京明も十二分に賛同してくれた。

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